12本のバラ一本一本に誓いを託すダズンローズが素敵♪

公開日:2017年05月11日 カテゴリー:演出 タグ:

ダズンローズセレモニーとは?

「ダズンローズセレモニー」という言葉を聞いたことがありますか?
ダズンローズセレモニーは、人前式などの挙式の時の演出の一つです。
事前に通路側に座っている12人のゲストに1本ずつ、合計12本のバラを配ります。新郎が入場と共に、12本のバラを集めながら前方まで進み、新婦が入場する前にブーケにします。その後新婦が入場したところで集めたバラの花束を新婦に捧げて愛を誓うという、ロマンチックな演出のことです。
実は奥が深いダズンローズセレモニー。12本のバラに込められている素敵なエピソードや由来を知って、ダズンローズの演出を取り入れるカップルも増えています。

奥が深いダズンローズセレモニー

◎「ブーケ」「ブートニア」の由来になったダズンローズセレモニー

一般的に、結婚式当日は、新郎は胸ポケットに「ブートニア」と呼ばれる小さな花束を胸にさしていて、新婦は「ブーケ」を手に持っていますよね。何故新郎はブートニアをしていて、新婦はブーケを持つのか疑問にも思わない程、結婚式では見慣れた光景になっていますが、実はダズンローズセレモニーと深い関わりがあるのです。

ダズンローズを紐解くには、時代は中世ヨーロッパまで遡ります。ある男性が恋人にプロポーズをするために、野の花に咲いている花を摘んでブーケにして、女性に永遠の愛を誓いました。女性は「お受けします」という意味をこめて、その花束の中から一輪だけ抜いて男性の胸ポケットにさしてあげたのです。これが今日、新郎が胸ポケットにブートニアを飾り、新婦がブーケを持つ由来になったのです。

◎12本のバラにはそれぞれ意味がある

新郎が集める12本のバラには、それぞれ「愛情 希望 幸福 信頼 誠実 真実 尊敬 永遠 努力 栄光 情熱 感謝」という意味があります。12本のバラに込められたこれら全てのことを、あなたに誓いますという意味を込めて花束を贈ります。赤いバラには、「あなたを愛しています」というストレートな花言葉があり、昔から愛を伝えるときに贈られてきた花です。純白のドレスに真っ赤な赤いバラのブーケがとても映えて見えるため、新婦をより一層輝かせてくれることでしょう。最近は、バラ以外にも季節に合わせて新婦が好きな向日葵にしたり、好みの花に合わせてダズンローズの演出をするカップルも増えています。

赤いバラ あなたを愛してます、愛情、情熱、熱烈な恋、美貌
ピンクのバラ 感謝、感銘、しろやか、上品、幸福
オレンジのバラ 絆、信頼、さわやか、愛嬌
黄色いバラ 献身、友情 (BAD)嫉妬、愛情の薄れ
白いバラ 純潔、尊敬、純粋、約束を守る
青いバラ 夢がかなう、神の祝福、奇跡、不可能なことを成し遂げる
紫のバラ 誇り、尊敬、気品

◎ゲストも参加できてアットホームな雰囲気に

挙式は新郎新婦はもちろん、ゲストも背筋がピンとなるような静粛でやや緊張したムードが漂います。しかし、ダズンローズセレモニーはゲストにも花を持ってもらいセレモニーに参加してもらう形になるので、アットホームで温かな雰囲気を作り出すことができます。

◎プロポーズの言葉と共に

結婚することになったけど、そういえばまだ、ちゃんとプロポーズをしてもらっていないという女性は案外多いもの。もしもそうなら、挙式の中で、集めた花束を渡すときに改めて彼女にプロポーズしてみてはいかがでしょうか?当日までプロポーズすることは内緒にしておいて、彼女をびっくりさせるのも素敵な演出です。

思い出に残るダズンローズセレモニー

ダズンローズのセレモニーは、二人だけではなく、ゲストにも印象深く素敵なワンシーンとして心に残りやすいようです。花束に込められた意味と共に、永遠の愛を誓うダズンローズセレモニー。是非挙式に取り入れてみてはいかがでしょうか?挙式のスタイルがキリスト教式や神前式、仏前式の場合は、披露宴の再入場時に同じような演出をすることが可能ですので、担当のウェディングプランナーに相談してみましょう。

ダズンローズセレモニー動画

by ワンダーペイント